第6回改:はじまりのHJモデラーズカラーセット


 2018年2月年18日(日曜日)に千葉県・幕張メッセにて開催された「ワンダーフェスティバル2018[冬]」会場内ホビージャパンブースにてさりげなーく「企画中」として発表されたカラーセット。

 ようやくその全貌を公開できる運びとなったのはその3か月後でした…。

 本商品「HJモデラーズカラー」および「HJモデラーズエナメルカラー」は、ホビージャパンオリジナルツールブランド「HJモデラーズ」商品第1弾です。月刊ホビージャパンなどで活躍するプロモデラー諸氏の協力のもとカラーチップを作成し、その特徴的なカラーを忠実に再現してボックス形式でセットアイテム化する、というのが基本コンセプト。これまでも各社様よりプロモデラーがプロデュースする商品が数々発売されておりますが、本商品は「プロモデラーが実際に使用した塗料を再現したものを忠実に再現して発売する」という点が異なりますね。

 …と書くとあっさり基本方針が固まったように見えますが、実際その成立までにはかなりの紆余曲折がありました。シリーズの立ち上げというのは最初のインパクトが大切。初動次第でその後の展開が大きく変わってくるからです。

そこで一人で頑張ることを早々に諦め、JUNIIIさん、セイラマスオさん、鈴木政貴さん、田仲正樹さん、渡辺圭介さんといったベテランモデラー各位の協力を仰ぐことにしました。


特にJUNIIIさんと鈴木政貴さんには何度もご足労いただき、長時間のディスカッションを行なっています。…脱線も多かったですが(汗)。


 その話し合いの中で「既存の塗料で無いものでないと意味がない」ということと「ホビージャパンならではの意味が必要」という点は全員の一致として早々に共有できたのは僥倖でした。その中で


「実際にプロモデラーが使用している塗料を再現したレプリカを発売する」


というコンセプトとなりました。製造に関しては協力各位満場一致でガイアノーツ様に協力を打診。ご快諾をいただき、企画の本格始動となったわけです。

 ガイアノーツ様の塗料調色の再現性の高さについては、私がとやかく言うより比較画像をご覧いただいたほうが分かりやすいかと。


 右がマスオさんの塗装サンプル。左が再現塗料です。その再現性の高さが一目でお分かりいただけたことでしょう。いや、最初は私もホントに驚きましたし。

 シリーズ第一弾はセイラマスオ氏がキャラクターロボ系の作例に多用している主要4色と、適度に希釈することでキャラクターロボ系のスミ入れに最適な「リアルロボット専用カラーエナメルセット」となります。個人的には「セイラマスオ専用」は「マスオグリーン」の再現性の高さと、個人的にも毎度自作して大変で手軽に欲しかったパープルグレー(これはモデラー満場一致で面白いことがあったのですが、またに機会に)の「HJグレーS」が特に魅力ではないかと。HJエナメルカラーのほうは15mlの大容量となっていますよ(通常のエナメルカラーは10ml、つまり1.5倍なのです)。

 まだまだホビージャパンならではの独創的なラインナップでシリーズ展開する、「HJモデラーズカラー」の今後にもどうぞにご期待くださいませ!!


ホビージャパンモデラーズ開発室ブログ

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