第11回改:「セイラマスオ専用カラー版ワイバーンができるまで!!」

 ホビージャパンのプライベートホビーブランド「HJモデラーズ」商品第一弾「HJモデラーズカラー」。その使用例としてコトブキヤ様の協力を元に製作したのが、この『フレームアームズ』シリーズのひとつ「RF-EX10/S ワイバーン」です。この作例の成り立ち…というか裏話をちょっとだけお伝え! というわけでございます。

 ご存知の方もいらっしゃるかもしれませんが、セイラマスオさん(以降“マスオさん”と表記)は、発売中のHJ MOOK「フレームアームズ HJモデリングマスターズ」(本体3,500円+税)において、オリジナル作例の「バルチャーリヴェルタ」を発表されています。

 そのイメージを引用して、後継機のワイバーンで作例をやってみよう、というわけです。ちなみにもうひとつの理由は「HJモデリングマスターズ」でタイミング的に作例が間にあわなかったから、です。

 

 今回は担当(O)が実際の製作を行ない、セイラマスオさんはカラーコーディネートを担当していただきました。この時期は月刊ホビージャパンの本誌の作例はもとより、「HJモデラーズカラー01 セイラマスオ専用カラー」に協力いただいていたこともあり、その負担を減らす意味もありました。また、実際にマスオさん以外がこの色を使った場合どうなるのか?という検証を兼ねてのものでもありました。

 まずは本来のワイバーンのカラーリングを確認します。

 


 つぎに画像編集ソフトでマスオグリーン&マスオブルーの組み合わせとマスオブルー&マスオレッドの組み合わせの2種のイメージを担当が作成し、マスオさんに確認をお願いしました。ちなみにマスオさんは携帯もパソコンもお持ちではないので、連絡手段は基本書類送付と電話です。客観的意見も欲しかったので、JUNIIIさんにもアドバイザーとして参加していただきました。


 結果、満場一致でマスオグリーンとマスオブルーの組み合わせとなりました。ただ、画像だとマスオブルーがメインとなっているため、マスオさんの実質的パーソナルカラーであるマスオグリーンをメインにする方向性で確定。実際の作業を進めました。


 お送りした画像をもとに電話でマスオさんと意見交換したものをまとめた画像メモがこちら。取り留めのないものもあります。話し合いの中で出てきた脚部前面中央の凹をマスオイエローとするアイデアは実際に画像ソフト上で色を置いてみるとちょっとくどい印象だったのでオミットするなど、実際に色をおいて(本当に確認程度ですが)最終調整を行なっています。


 数日後に塗り上げた状態。この段階でいったんコトブキヤ様にも確認いただき、情報共有を行なっています。また「せっかく作るんだからワンポイント変化が欲しいよね」ということで、キットでは未使用パーツとなるバルチャーのアンテナパーツを移植。カスタム要素はこの頭部のみ。マーキングはレヴァナントアイ・イーギルに付属したフレームアームズ用コーションデカールを主に使用。こうして完成したマスオカラーのワイバーンが、各種告知や登用されることとなったわけです。

 

 次回ではカラーデーターや製作時のポイントなどを解説する予定です。

【クレジット】

(C)KOTOBUKIYA

ホビージャパンモデラーズ開発室ブログ

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