第12回改:「セイラマスオ専用カラー版ワイバーン作例です!!」


WYVERN(ORIGINAL COLOR Ver.)

KOTOBUKIYA 1:100 scale plastic kit

“FRAME ARMS”RF-Ex10/S WYVERN use

coloring design:SEIRA MASUO

【見出し・日本語語表記】

ワイバーン(オリジナルカラーバージョン)

コトブキヤ 1:100スケール プラスチックキット

“フレームアームズ”RF-Ex10/S ワイバーン 使用

色彩設計/セイラマスオ

【本文】

 ホビージャパンオリジナルホビーブランド「HJモデラーズ」商品第1弾「HJモデラーズカラー」シリーズは、塗料メーカー「ガイアノーツ」様の協力のもとラッカー系塗料およびエナメル系塗料にて再現したスペシャルカラーセット。月刊ホビージャパンなどで活躍するプロモデラー諸氏の協力をもとにカラーチップを作成し、その特徴的なカラーを忠実に再現してボックス形式でセットアイテム化したものです。

 そのHJモデラーズカラーのプレゼンテーターとして製作されたのがこの「RF-Ex10/S ワイバーン」。その誕生の経緯につきましては第11回改「セイラマスオ専用カラー版ワイバーンができるまで!!」をご覧くださいませ。

 工作部分はまず、頭部横にアンテナを追加。これはワイバーンのキットに含まれる原型機のバルチャーのパーツ(B-9、B-10)の軸を削って面一に整形して接着したものを、頭部横のパーツ(H-3、H-10)に接着。前面のパーツ(H-14)はそのままなので変形には問題ありません。かかとの肉抜き部分はポリパテで埋めています。

そのほかは塗装の手間を軽減する後ハメ加工が中心。フラガラックはブレードパーツ(K-3)を挟み込む関係から本体(J-1)の基部パーツのみ切り離しています(画像で銀色に見える部分)。


 右がセイラマスオ(以後“マスオさん”)提供の塗料チップ、左がガイアノーツによる製品版。その再現性の高さが一目でお分かりいただけることと思います。もちろんこの色は基準であり、マスオさんも作例ごとに混色して使用しているわけですが、これまでよく分からなかった色調が明確になったわけです(というより、本人がフィーリングで混ぜるため、混ぜた比率が記載できなかったのです)。



 塗装データは以下の通り。

緑=マスオグリーン

青=マスオブルー

赤=マスオレッド

黄色=マスオイエロー

 …とまぁ基本は混色一切なしです。ほかの色は

黒部=ニュートラルグレーV

 これは混色なし。白部とフレームはそれぞれ混色しており、白は若干紫がかった色調、フレームはウォームブラウン基調としていますが…これはまたいずれ機会を改めてということで…。

スミ入れは以下の通り。

白部=HJグレーS

青部=HJブルーS

赤部=HJレッドS

黄色部=HJオレンジS

 リアルロボット専用カラーエナメルセットは面倒な混色なしでいい感じの色合いを目指しており、サッとスミ入れできる色調に調整しているので、ぜひお試しいただきたいところです。

 マーキングはレヴァナントアイ・イーギルに付属したフレームアームズ用コーションデカールを主に使用しています。これに加えてマスオさんとの相談で「歴戦の勇士感を出せないか?」ということで、ダメージ表現を加えるのも考えましたが「それはHJカラーのプロモーションとしてどうなの?」となります。そこで、ラインデカールを加工して左肩や右ヒザ内側に「切り傷」風に配してみることにしました。あくまでマーキングの一環ではありますが、なかなか格好よくまとまったのではないかと(二人で)満足しております。将来的にはより使い勝手のいい、もしくは特殊なコーションマークやラインデカールなども展開できればなぁ…と考えております。

 ワイバーンといえばその名にし負う翼竜を髣髴とさせる巡航形態が特徴的ですが、作例でももちろん再現可能。機体色が緑と青になっているため、まさに竜そのものといった姿が魅力ですね。



 もちろんこのワイバーンはあくまで作例。HJカラー2種を使用して、皆さんがより自由に模型製作を楽しむための一助となれば幸いです。ではまた。


(C) KOTOBUKIYA

ホビージャパンモデラーズ開発室ブログ

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